日常
箕面大滝 夜さんぽ
なんとも言えない窮屈な日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
コロナ感染拡大により先日発表された、大阪府の一部地域の飲食店時短営業要請。
ミノックス大阪本社はその対象である大阪市中央区にあります。
帰りの電車に乗っていても、ほろ酔いの方はめっきり見かけなくなりました。
非日常が日常になりつつある中、気持ちが沈んだり、なんとなくやる気がおこらなかったり…
医療従事者の方のことを思うとそんなことも言ってられませんね。
自身の家族も医療機関の方、介護事業の方にお世話になっているので、本当に頭が下がります。
世間が混乱の中にあっても、自然は変わらず季節の移り変わりを見せてくれます。
少し前に訪れた、大阪の紅葉スポットをひとつご紹介したいと思います。
箕面大滝。国定公園内にあります。
「日本の滝百選」にも選ばれている、落差33メートルの名瀑。
例年、秋の紅葉シーズンはかなりの人出で、近くても行くのをためらうほどです。
しかしながら今年はここも例外ではなく人が少ないと聞き、十数年ぶりに行ってみました。
いざ、滝を目指して…
阪急箕面駅前からスタートする「箕面滝道」。駅には足湯施設も。
滝道には、昔ながらのお土産店や料亭が並んでいる一方で、おしゃれなカフェやレストラン、
本屋さんなどもあります。
先の大阪の地震で、いくつか建物が壊れてしまったところもあるそうで、
そういった場所の再建も進んでいます。
名物、「もみじの天ぷら」 店先で揚げてます。揚げたてを食べるのは邪道らしい??
温泉・宿泊施設もあります。
この辺りは「箕面山サル生息地」で、
こちらに住む野生のニホンザルは国の天然記念物に指定されています。
少し前までは、駐車場で車の正月飾りの橙を食べられてしまったり、
100円玉を渡すと自販機でジュース買うおさるさんがいたりで名物化していました。
しかし、観光客による餌やりが絶えず、土産物店を襲う等あまりに被害が大きくなったため
「箕面市サル餌やり禁止条例」が施行され、ほとんど姿を見なくなりました。
滝周辺に降りてきてもエアガン的なもので山に追い返されてしまいます。
日本のあちらこちらにみられる人間の勝手が、ここにもありました。
さてさて、当日は晴れていましたが、スタートが夕方日暮れ前。20分もすると真っ暗です。
まだ17時。
暗い中でも歩いている方は皆マスク着用で、適度に距離を取られていました。
ところどころライトアップされていて、夜にみる紅葉もなかなかのものです。
国定公園内はたくさんのモミジやカエデの木があります。
きれいな紅葉をお届けしたかったのですが、なんせ夜。ほぼ見えません。
紅葉狩り目的ならば昼間の散策をお勧めします。
左手にあるのはナイトスクープでおなじみの?昆虫館です。
瀧安寺 日本最古の弁財天。宝くじ発祥の地です。
とにかく暗いので、変なものが写っていないことを祈りながらあちこち写真を撮ってました。
五月山へ抜けるトンネル。夜は無理…
左側は山(落石注意)、右側は川です。
歩いている間、ずっと水音が聞こえてきます。
途中流れの急なところもあり、なかなかの迫力です。
それほどきつくない勾配のせいか、トレラン中の学生さんたちともすれ違いました。
暗闇から突然そこそこのスピードで現れるので、心臓が口から出そうに(汗)
足元2メートル先が見えない道を突き進み、滝に到着です。
ライトアップ最終日ということもあり、ここだけちょっと密でした。
幻想的です(うまく撮れた☆)
滝の周りは常に涼しく寒暖差も少ないせいか、11月半ばでも木々はまだ緑色でした。
冷たく澄んだ空気に包まれ暗闇に響く水音を聞きながら、しばらくぼーっと滝をみていました。
マスク越しではありますが、久しぶりにちゃんと深呼吸したような気がします。
よい運動にもなり癒されました。
昼間のモミジが撮れなかったので、近所の紅葉を。
以上、大阪の田舎の方からお届けいたしました。
いつもと違う大変な1年となった2020年も終わりが近づいてきました。
忙しさも寒さも増してきますが、皆様無事、新しい年を迎えられますように。
本日のブログ担当★なんでもレターパックに入れれるIさん★from Osaka
2020.12.7