日常
入社のなれそめ
私が入社したのは11年前の今ごろ。
立春の日に採用の通知を受けたのではないかなと記憶しています。
求人をみて応募したわけですが、
駅から近く便利な立地にあること、土日祝日が休みであることで
この会社に入れたらいいな~と思ってました。
とはいうものの選べる余裕があったわけではなく、
ほかに2社、面接までこぎつけましたが
いずれも不採用だったので(2社とも面接に遅刻しました。
気が向かなかったのですね)、
もうあとがない、今度は精いっぱい「入社させてください!」
という意気込みを見せなければとこの会社の面接に臨みました。
今は別のビルへ引っ越ししていますが
当時は地下2階に会社の受付がありましたね。
運がよかったのは、前職で用があってこのビルを訪ねていたこと。
遅刻はせずに済みました。
求人はインターネットのとあるサイトでみました。
職種で探すとヒットしたのは1社のみ。
念のため求人番号を控えてあっせん所へ行きました。
ところが、その場の端末で条件検索してもこの会社出てきません。
念のため控えた求人番号を入力して、やっと見つかりました。
求人票を手に入れて応募窓口へ。
窓口の方が会社に電話をかけて仲介してくれたのですが、
何度もこのような電話に応対してきたからなのか
採用担当だった当時の部長(現在は退職)、
応募は受け付けてくれたものの
応募者(私)の名前は聞こうとしませんでした。
窓口の方も、
口では「行ってみないとわかりませんからね」と言いながら、
この会社紹介して大丈夫かしら、という表情でした。
私はというと、
事務的でない対応がいい
と思ったのでした。
応募をしたこの日が忘れもしません12月29日。
当時勤めていた会社の仕事納めが28日で、
すでに2社の面接で有休をもらっていたため
もう休むわけにもいかず、この日に懸けていました。
29日まで会社が開いていたから応募ができたわけです。
今では仕事納めの日でありますが
私にとってはありがたい日です。
求人票に書かれていた応募締切は12月末でした。
1次2次と面接を経て
2次のときには仕事場を見せてもらいました。
狭い通路を歩いて、通された作業部屋にいたのが
ベテラン社員と思しき女性(私の入社と同時に定年を迎え、
その後5年間契約社員として勤務)。
深く経験を積んでいるとお見受けし
この人から技術を学ぼうと決めたのでした。
入社後に聞いたことですが、
業務の経験がそれほどなかったことから
私は書類選考の時点で落とされかけていました。
そこに通りかかった社長が
「会ってみないとわからない」
というようなことを言われたそうです。
これが命拾いというのでしょうか。
(写真上:奥の地下鉄北浜駅から会社までの通り 下:会社の玄関)
この会社で働いてきて
私も仕事の環境もさまざまに変化がありました。
最後に
私が気に入っている言葉をひとつ。
「運はどこまでも意志なのです
その意思をもちつづけ、何度もつかみに行こうとすれば、
いつか手中にできます」
とある対談本の中で小説家の林真理子さんが語っていました。
私たちは運命の渦の中で生きているばかりでなく
その渦をも生み出していることに気づかされました。
本日のブログ担当◆めっちゃ字が綺麗なHさん
2022.02.24