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校正室よりーー表記ゆれーー
校正室では社内の各部門で作成・編集した制作物や、
お客さまが作成された様々なデータや資料をチェックしております。
前回の校正室NEWSでは同音異義語についてお伝えしました。
今回は「表記ゆれ」について触れてみたいと思います。
表記ゆれとは・・・・同じ意味を表す言葉が、異なる文字表記で書かれていること
ビジネスで扱う文書では、巧みな表現や美しさというよりは、
読みやすく、内容を理解しやすいことが大切ではないでしょうか。
表記ゆれがある文章は読みにくく、複数の表記が混在していると
「何か意味があるのでは・・?」
と考えながら読むことになるため理解もしにくく、
違った意味で捉えてしまう可能性もあります。
また、人によってはクオリティに不信感を持つこともあるかもしれません。
表記ゆれのチェックは、
文字の種類(ひらがな・カタカナ・漢字)や送り仮名の表記、
数字・単位の表記や外来語(アルファベット)の表記、
全角・半角の表記や文章のスタイル(文体)、
書体や文字・文章の間隔、位置(インデント)など
体裁に関わることも含め、たくさんあります。
手間はかかりますが、
項目ごとに一つ一つチェックをすると見逃しにくいですよ。
今は、校閲・校正ツール(ソフト)などを使用して簡単にチェックができますよね。
検索、変換、修正がそれぞれ一括でできるのでとても便利です。
しかし、意図的に表記を使い分けて表現を豊かにし、
意味を持たせている場合もありますので注意も必要です。
表記ルールをしっかり確認し、
作者の意図に沿った編集を心掛け、
安心感や信頼感を与えるような丁寧で正しい文書を
作成できるように今後も精進したいと思います。