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大阪製品課より―AIを使ったデータ作成
先日、マイクロソフトのAIに問いかけるとまるで会話をしているような回答が返ってきて驚いたことがあります。
大阪製品課ではデータの作成をメインに行っておりますが、その世界も進化しています。
AdobeのAI機能を使った作業ができるAdobe Expressというものがあります。
今回はその中から3種類試してみたのでレビューしてみようと思います。
チラシやポスターの作成
下記のような画面でチラシのテンプレートを流用してチラシを作成することができるようです。
テンプレート一覧を見るとエンドレスで出てきました。(となると、選ぶのが大変)
テキストの置き換えと画像の差し換えをすることにより、オリジナルのハロウィンパーティーのチラシを作ってみました。
適当なものですが、5分ほどでできました。
これでも十分ぱっと見作りこんだ感じのものに見えます。
写真の背景を削除する
次に写真のトリミングです。
この写真、ドラッグしたら・・・
ほんの数秒でトリミング画像が完成しました(消しゴムマジック!)
png画像でダウンロードできました。
拡大してみるとパス取ると時間がかかりそうな小さい部分も割と綺麗にトリミングできている。
これが数秒でできるとなると…
画像生成
次に画像生成を試してみます。
医療関係の依頼が多いので、それにパンフレットの挿絵になるような画像を生成してみましょう。
生成したい画像の内容を文章で入力すれば、その文章に合った画像をAIが自動的に作成してくれるというものです。
『聴診器をかけたお医者さん』と入力してみました。
日本の資料なので日本人の方がいいですね。
いくつか候補が出てきますが、先に出てくるものの方が精度が高いような気がします。
『聴診器をかけた日本人のお医者さん』
もう少し動きが欲しいと思います。
『聴診器で診察をしている日本人のお医者さん』
ご自身の心音を聞いてますね・・・(しかも聴診器なんか変)
『聴診器で患者の診察をしている日本人のお医者さん』
合ってなくはないけど、なんとなく違和感が・・・(指示出しの文章が下手なのでしょうか)
というように、画像生成についてはAIに指示出しをする日本語力が必要でした。
こちらに関してはまだ完全なものを作り上げるのは難しいのかなといったところです。
AI技術を取り入れた業務というのはまだ行っておりませんが、これから必要になってくる技術なのかもしれません。
世の中はどんどん便利になり、我々がスキルとして磨き上げてきた事も誰でもできるような時代になっております。
これから先も人の仕事がAIに代わっていくことは決して他人事ではないと実感しています。
ただ、人の感覚というのはAIにはまだまだ敵わないものだと思います。
『手作業の部分を大切にすること』そして直接的な言葉はなくても『相手の立場に立つこと』そして『自分の頭で考える』という部分は忘れずに、日々の業務を邁進していこうと思います。